※解説画像はWindows11 Home バージョン24H2を使用しています。
Windows11でエクスプローラーを起動すると、まず最初に「ホーム」画面が表示されます。そこにはデスクトップ、ダウンロード、ドキュメント等々、Windowsに最初から備わっているユーザーフォルダがありますが、ふと気づくとその下に黄色いフォルダが表示されていることがあります。同じ黄色いフォルダは、左側のナビゲーションウィンドウにも表示されています。
頼んだわけでもないのにこういったフォルダが勝手に表示されるのは「クイックアクセス」という機能が働いているためです。ユーザーフォルダ以外で自分が日常的によく使うフォルダがあると、『次も多分これ使うよね?』と親切心で(?)見つけやすい位置に出しておいてくれるというものです。
でも、ある時期は頻繁に開いていたフォルダであっても、その先もずっと使うかというとそうでもなかったりします。表示されるとかえって画面がごちゃごちゃしちゃうのが嫌、ユーザーフォルダだけあれば充分なんだけど・・・と思ったら、以下の手順で簡単に表示を消すことができますのでお試しください。
●頻繁に使うフォルダを表示しないようにする
まず、エクスプローラーを起動して[ホーム]を開いた状態にします。他のフォルダが開いている場合は、左側のナビゲーションウィンドウで「ホーム」を1回クリックしましょう。
次に、上部のメニューバーにある3点リーダー型のアイコン「・・・」をクリックし、表示されたメニューから「オプション」をクリックします。
「フォルダー オプション」ダイアログボックスが開きます。(「全般」タブが選択された状態で開きます。)下の方にある「プライバシー」グループに「頻繁に使用されるフォルダーを表示する」という項目があります。
こちらをクリックしてチェックを外し、[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
エクスプローラーの[ホーム]を再度見てみると、先ほどは表示されていた黄色いフォルダが消えているのがわかります。(ナビゲーションウィンドウにあった黄色いフォルダも消えています)
以降は同じフォルダを何度開いてもここに表示されることはありません。
●「最近使用したファイルを表示する」とは?
「フォルダー オプション」ダイアログボックスで先ほどチェックを外した「頻繁に使用されるフォルダーを表示する」のすぐ上に、「最近使用したファイルを表示する」という項目があります。
エクスプローラーのウィンドウを縮めて使っている方ですと気づきにくいかもしれませんが、ここにチェックが入っている場合、[ホーム]の「お気に入り」の下に過去に開いたファイルが日時順(降順)で表示されます。見たことないわという方はウィンドウをちょっと下にスクロールしてみてください。パソコンを使った作業を頻繁に行う方であればかなりたくさんのファイルが表示されているのではと思います。
これらのファイルの表示も不要であれば、先ほどの「フォルダー オプション」ダイアログボックスで「最近使用したファイルを表示する」のチェックを外してください。
これでエクスプローラーの画面はかなりすっきりした状態になります。お好みに合わせて設定してみてください。