数式・関数

【Excel】数式を見たら=の後ろに+がある。これって何?

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イコールのあとにプラスがある数式 タイトル画像

突然ですが、Excelのワークシートに入力された四則演算や関数の式で、先頭の「=」(イコール)に続けて「+」(プラス)が入っているのを見たことはありませんか?

まだ見た事がないという方も今後出くわすかもしれないので、例をひとつお見せしましょう。
下図はセルD2に『B2とC2の合計』を求めるという式が入力された状態ですが、それであれば通常はD2に =B2+C2 という式が入りますよね。でも、数式バーを見ると、なんだか不思議な位置に「+」があります。

イコールのあとにプレスがある数式

いきなりこんなものを見ると、何か特殊な事が行われているのだろうか??と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。これは、数式を入れる時の入力方法の違いであり、式そのものは「=B2+C2」と変わりありません。

通常、数式を入力する時はまず最初に「=」を打ちます。テキストなどにもそう書いてありますし、当サイトで数式に関する内容を扱った回でも「まず先頭に=を打ちましょう」と述べていたりしますが、・・・

イコールを先頭に打った式

Excelは「=」の代わりに「+」を打ってもちゃんと数式が入れられる仕様になっています。知る人ぞ知る裏機能みたいなものです。(そこまで大げさでもないか・・・)

先頭に+を打った数式

先頭に「+」を打って作成した式は、Enterで確定した時に自動的に「=」が補完されますが、「+」はそのまま残ります。そのため、出来上がった式は=のあとに+がついた状態になります。冒頭のExcel画像にあった「=+B2+C2」という式がそれですね。

関数も、先頭に「=」ではなく「+」を入力⇒関数名を入力⇒引数を入力 というように打つことができます。(+のあとに関数名を打ち始めると、数式オートコンプリートもちゃんと働きます)

+に続けてSUMを入力

こうして入力した関数は、確定した際に「=」が補完され、=と関数名の間に「+」が入った状態になります。

=+SUMと入力された状態

従って、結論としては『=のあとに+がある式は、入力時に先頭に+を打って作成されたものであり、先頭に=を打って作成した式と結果に違いはないので気にしなくて良い』ということになります。

ちなみに、「=」はキーボード上段の数字キー「0」の右隣りにある「ほ」のキーから打つことができますが、入力する際にはShiftキーを押しながらキーを押す必要がありますし、そうしょっちゅう使うものでもないので『あれ、イコールどこだっけ・・・』とちょっと探してしまう事もあるかもしれません。

一方「+」は、テンキーのついているキーボードをお使いであればテンキー右端のEnterの上にあるキーを押すだけで済むので、お使いのキーボードの配列によってはこっちの方がラクだという方もいらっしゃいます。

両方覚えておいて、状況によって使い分けしても良いかもしれませんね。

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